10000HIT企画

□HOTEL<後編>
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「あっ、ああ…んん!」
「源二郎様っはあっ…はあ」
「や、やあ…も、もう…」
がつがつと体を揺さぶられ、息がきれる。
体力はもう限界だった。
すでに中を突かれる度に何度も達して、幸村は腕もあげられないほどに疲労していた。五右衛門の首に手を回すことすらできず、揺さぶられるがままになっていた。
すでに何度か中に出され、結合部はぐちゅぐちゅといやらしい音をたてている。
「も、や…、つらい…!」
「いいじゃないっすか。こっちは2週間もお預けだったんすよ、つきあってください」
「ひう…っ、あ…も、だめっ…ああああっ…」
何度も達した自身を強引にしごかれて、幸村も精を吐き出す。
それと同時にびゅくびゅく、と再奥に熱が放たれた。
「ふう…気持ちよかったー」
散々翻弄され、息も荒い幸村とは対照的に五右衛門はすっきりとした顔で雄を引き抜いた。
やっと抜かれたものに安堵の息をつく。
思えば部屋に入ってすぐに押し倒され、シャワーも浴びぬまま挿入されて初めて抜かれた気がする。
「お主…どれだけたまっておったのだ…」
「だって源二郎様が悲しむからソープとかにも行ってないですし」
「……」
「まあ、前の時に撮った源二郎様の写真をおかずに何回かは抜きましたけど」
「!!」
聞き捨てならないせりふに思わず飛び起きる。
しかし当の五右衛門はというと、部屋に設置された自動販売機を物色しているようだった。
「せっかくラブホ来たんすから、こういうの試したいっすよねー」
「…?」
自販機から購入したものを手に、五右衛門は嬉しそうにこちらへ近づいてきた。
自販機から取り出されたものは、ピンク色をした男根をかたどった、何かだった。
グロテスクなそれに思わず腰がひける。
五右衛門のモノに比べたらかなり細めのものであったが、嫌な予感がよぎったのか、顔を一気に真っ青にさせた幸村の様子を五右衛門は楽しそうに笑った。
「…なんだ、それ…は」
「やだなー、源二郎様。バイブですよバイブ」
「ばいぶ…?」
「まあものは試しってやつで」
言われたと同時に再度組みしかれる。
先ほどまでの行為のせいで反応が遅れてしまった。(とはいえ体力的に勝てるわけはないのだが)
足を肩にかつがれてしまい身動きがとれない。バイブとやらを先ほどまで五右衛門を受け入れていた箇所に当てられ、幸村は悲鳴をあげた。
「!!やっやだ!イヤだ!怖いっ…」
五右衛門以外を受け入れたことのない幸村にとって見たこともないグロテスクな異物を受け入れることは耐えがたいものだった。
「五右衛門っ!五右衛門のじゃないと…いやだ!!」
思わず普段いえないようなことを口走ってしまう。すると五右衛門は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐにいつものいやらしい笑みを浮かべた。
「嬉しいこと言ってくれるっすねー」
しかし、異物を押す手はとまらない。
「でも、こういうの使うとマンネリにならないし。たまにはいいと思うんですよね」
「結構だ!」
「ていうか、自分がみたいだけなんですけどね。バイブであんあん言ってる源二郎様を」
「っ?!」
「大丈夫っすよ。細いし、源二郎様ならぜんぜん入りますって」
冷たい異物が中に入り込んでくる。
痛くはなかったが、なにか異物を受け入れているとしか思えず気持ち悪かった。
ぐちゅぐちゅと中をピストンさせ前立腺を突かれると、気持ちとは裏腹に体が反応し始めてしまう。
「ふ、うう……あ」
奥まで押し込んだのを確認すると、五右衛門が手元のスイッチを押した。
「ふああああ!!!」
突如中に入ったものが振動し始める。
内部から体が揺さぶられる感覚。
快感と違和感が入り交じり、頭が真っ白になる。
気持ち悪いのに、気持ちがいい。
訳の分からない感覚に幸村は必死に五右衛門にすがりついた。
「ごえ…五右衛門のがいいっ…!!これ、や…っ」
「っ…」
快感に浮かされた瞳で懇願され、五右衛門は息をのんだ。
「そんなに…自分のがいいんすか」
必死にうなづくと、振動がとまる。
荒い息を吐き出し、やっとこの道具から解放されると思ったが、五右衛門がニタリといやらしい笑みを浮かべた。
「ごえ…もん?」
「これなら二輪刺しできそうっすね」
「え…?」
「細いからたぶんいけますよ」
嫌な予感がした。
五右衛門が、すでにバイブの入っている蕾に雄を押し当ててきたのだ。そのまま挿入しようとする動きに幸村は焦った。
「やっ!!!嫌だ!!五右衛門っ!!」
普段五右衛門自身を受け入れるだけで精一杯なのだ。今日だって久々の行為のせいで、慣らしたのに挿入時に痛みが生じた。入るわけがない。
「無理っ無理っやっ、五右衛門…!」
「大丈夫」
「ひ!!!!」
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