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□赤髪
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「父さんはたしかにだらしなかったりするけど…かっこいいよ!アッシュさんだってあの赤い髪とかきれいでかっこいいじゃん。」
「知るか。だがまぁ血みたいでアッシュにはお似合いだとは思うがな。」

次々から溢れ出てくる悪態の塊。

これが何の感情かなんて言いたくはないが…


「えー?血??オレ的には薔薇みたいできれいって思ったけど…。」

……フン、どうせ僕は何の特徴もないただの黒さ…。

むかむかと胸を込み上げる気持ち悪いものが、僕をより一層醜い感情で支配してゆく。

「ユグドラシルバトルが終わって落ち着いたら、また戦いたいなぁ…。」

そのカイルの声色や言葉に、僕の中のモノが溢れ出た。
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