book


□溶け合うように
1ページ/2ページ

「あ〜ちぃ〜…」
「…夏だから…」
夏の暑い昼下がり。豪炎寺は風丸に【円堂に勉強を教えてくれ。始業式の次の日、テストがあるだろ??】と頼まれて今現在、円堂の家に居る。
「でも、良かったぜ」
「何が??」
「豪炎寺が来てくれてさ。めちゃくちゃ嬉しい」
「なっ///」
「だからさ、俺、勉強頑張る」
「……一時、休憩…」
「??何で??」
「あ、暑いから…」
「じゃ、俺、飲み物ん持って来くるわ。グレープソーダでいい」
「(コクコク)」
「了解。直ぐに戻るからな。」パタンとドアが閉まった後、豪炎寺は床に寝転んだ。
「円堂のせいで余計に暑いし…暑い…」
寝転んだ体を起こし、豪炎寺はおろしていた髪をひとまとめし高い位置で括った。
「(ガチャ)豪炎寺ぃ、持って来t!!??///」
「あぁ、ありがとう。円堂」
「おっ、おう///」
飲み物を持って来た円堂は豪炎寺のポニーテールにドキリとした。それに普段から考えられない服装を円堂は目の当たりしている。袖レースプルオーバーにピンクの花柄ワンピース、それと寒くない様に七分袖のカーディガンを持って来ている。
「……余りジロジロと見るな…」
「へっ??…あっ、あぁ!!ごめん!つい可愛いすぎて……」
「///昨日……風丸と洋服を買いに行って…たまたま見つけた…」
「へ〜ぇ、にしても豪炎寺はピンクが似合うな!!(ニカッ)」
「そうか…//(照れ笑い)」
「あぁ!!それにスタイルも良いし、スカートとか可愛い洋服とか沢山着たらもっと可愛いくなるぜ!!」
「…///(ぷしゅ〜)」
「…まぁ、今でも充分可愛いけどな(ちゅっ)」
「えっ??円堂!!!???」
「豪炎寺……ごめん…我慢出来ないわ……」
円堂はそう言うとゆっくりと口づけをした。いきなりの行動に驚いている豪炎寺は離れようとしたが、円堂は逃げない様に腰に手をまわし、倒れない様に頭を支えた。
「んっ、んんっ、はぁっ、えんっ、ふっ、ふっん…//」
絡まっている舌からは、卑猥な水音が聞こえ外からくる蝉の音を掻き消してゆく…。
「んっ、ふ、うっ、〜〜〜っはぁ……」
二人の舌から透き通った銀糸がかかり、息を整えてる豪炎寺の目からはうっすらと涙が出ている。
(なんか…すっげぇ…エロい…)
「はぁ、っ、は…円堂…///」
「??豪炎寺……」
赤潮した豪炎寺は円堂の手を取り自分の胸にあてた。
「宿題は……後……お願…い…円…堂…触って…」
「っ、豪炎寺!!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ