賢者の石

□9話 ドラコとチェリー
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side:チェリー

ま、しかも俺の産みの親はマグルだしで、親戚の純血主義者によくイジメられてた。

そんなある日父親の親友で母親の兄の一人息子の誕生日という事で、その少年の誕生日パーティーに出たんだ……。


何時ものように、周りからは変な目で見られるし陰口を叩かれるし……最悪で。

チェリー「なあ……母様もう帰りてぇ〜。」

母「う〜ん……だ・めvV」

チェリー「んでだよ!!」

父「まだ挨拶さえやっていないだろ?」

フローラ「クスクス♪」

そんな事を話していると遠くから父様と母様を呼ぶ声がした。

声の主は、長い銀色の髪を一本に縛り服はいかにも金持ちという感じの綺麗なものを来ていた。
すぐ近くにはドレスを着て髪をアップにした女性とまだ小さく母親であろうその女性と手を繋いだ金髪の少年がいた。

父「おぉ♪久しぶりだなルシウ

ルシウス「真面目に挨拶も出来ないのか?貴様は……(苦笑)」

そしてその人は俺を見て“その子が例のマグルか?”

父「まぁ……そうとも言う☆
だがこの子はもうスクライス家の長男だ♪

ルシウス「らしいことを言うな(苦笑)
ドラコ……挨拶しなさい!!」

ドラコ「はい!!父上。
僕はドラコ・マルフォイだ♪
君がのチェリミア・スクライスかい?」

チェリー「ッッ!!ああそうだよッッ!!噂のマグル……チェリミア・スクライスだよ……俺なんかが来て悪かったな

そういうなり俺はドラコから……この空間から逃げた。

回りが煩すぎて……俺がマグルってだけで俺を拾って育ててくれている家族まで悪く言われるのが一番耐えられなくて。



どれくらい走っただろう?
気が付くと中庭に来ていた。
取り敢えず……気の根本に座り息を整えた。

チェリー「はぁ……はぁ……。
最悪だ……最悪すぎるだろ!!
何やってるんだよ!!チェリミア・スクライス!!


あの人達は父様や母様の大切な人達だったのに……。

最悪すぎる……そして、最悪な事は続くようで、何故かこんな所にまで

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