生徒会日誌
□生徒会のお仕事日記
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「依頼きてるよー。『うちのクラスの不良達をどうにかして下さい。』だって★」
気だるそうなのか、嬉しそうなのか判らない顔をしながら猫さんが入ってきた…。
「不良ね…ってことは2ー3か?」
猿さんが真面目に聞く…。
「そだねー♪実力行使にでてもいいって許可とってあるからあと頑張ってー★」
こういう時の根回しの早さには目を驚かされる…。
「ダルい。崇史行け。」
「はぁ?だる「会長命令。神山と行ってこい。」
…あれ?何か私増えてません?
「…私もですか?」
「新入りだからな、経験つめ。」
「…わかりました。」
新入りを出されては文句が言えない…ぐぅ。
というわけで行って話し合いに参列した訳ですが…。
やっぱり不良相手にはまともな話し合いはできませんでした…。
流石に生徒会相手に暴力はふるってこなかったけど。
「仕方ない。今日は帰るか。神山お疲れ。」
「お疲れさまでした。」
猿さんと別れて、どうやって対処しようかなぁ?って考えながら下駄箱へ…。
そして下駄箱に…
さっきの不良達がいた。
「お前猿飛の横にいた奴だな。」
「…はい。」
「ちょっと話そうや。」
否定する事はできそうにも無い…。
どうしよう…怖いよぉ。
「は、は「おい!」
「お、お前は…。」
「犬さん!猿さん!」
「てめえらうちの可愛い後輩何処に連れてこうってんだ?」
可愛い後輩…。
「可愛い後輩だって(笑)」
猿さんに突っ込まれて少し赤くなる犬さん…かわいい♪
「と、とにかくてめえらしばく!!」
少し乱暴に言い放って突っ込んでいく犬さん。
「やっちまえ!」
2人に4人がかりで挑む。
「卑怯な!」
「かちゃあいいんだよ。」
「そうだな。」
「馬鹿な…。」
敵がうずくまる中…2人は立っていた。
「依頼をこなすために俺たちは武術やってんだよ。」
たじろぐリーダー格。
「さて、指導の時間だ。阿堂。」
「くくく…。指導?まっぴらごめんだね。安逹!」
「呼んだか?」
何処からともなく15人ぐらい現れた。
「いくら貴様らが強くてもこの人数には勝てまい。やっちまえ!」
「ちっ、そういやアイツの相棒の事忘れてたな…。」
2人は背中合わせになって死角を減らす…けど。
やられちゃう!!