先生だって好きになる
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「ありがとうございます、あのー…俺の担当するクラス教えてくれませんか?」
「わかりました 教えますね 」
無事、挨拶も終わり俺は担当のクラスを教えて貰う事にした。
この学校は珍しいからな…
俺は一体どこのクラスになるんだ。
そう考えながら、広い校舎のなかをそそくさと歩いていた。
「黒井先生は、まだ新人みたいだけど、どう?」
俺が、新人だった頃は周りの先生についていくのが大変だったな。
初めて担当のクラスを受け持った時はどれだけ喜んだだろうか。
「そうですね…実際やっていると分からない事ばかりですからね…大変です」
教師同士のちょっとした話も終わった頃、漸く自分の担当する教室の前に訪れた。