先生だって好きになる
□A
2ページ/11ページ
ちょっとした会話も終わり俺はそのクラスに向かおうとしていた。
すると誰かが俺に話しかけてきた。
「春川先生」
目を向けるとそこには華浪が立っていた。
「朝早くからどうかしたのか?」
いつも遅刻しているはずの華浪が珍しく朝早くに学校に来ているので不思議に思った。
「やめてくださいよ先生、俺は遅刻児じゃあないですって、たまには早く来ますよ」
いつも遅刻してるだろ…
こんな朝早くから見かけたのは今日が初めてだよな
「たまには…って、それを毎日にしろよ!
俺がどんだけ毎朝電話してると思ってる。」