出会い 再び

□出会い 再び A
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「あれ、一か、どうしたんだ?」

緊張して、というか、顔が真っ赤になっているのに気づき、少し自分は恥ずかしかった

「あっ、えっーと、次の学級委員会で話す原稿を考えているんです」

「そうか、終わるまで、まってやるよ」

ドキッ

「えっと 別に大丈夫です …けど…」

ってこんなん、とうまわしに帰って言ってるようなもんじゃん。
馬鹿だろ俺ー

「あぁでも、どうせ戻っても新人の面倒見る事になるし、終わるまで待ってやる。 というか、ここは教師として終わるまで待ってやる。あと、まだやり残した事があるしな」

『待ってやる』その言葉を聞いたとき、俺はちょっと嬉しかった。
でもそれは教師としてであり俺のためではない。
別に期待した訳ではないけど。

「そうですか ありがとうございます」

というか、二人きりになったの今初めてだよな…って、言うか何でよりによって俺の方見てるんだよー!
これじゃあ集中して原稿なんて考えられない。
なに緊張してるんだよ 絶対変な奴って思われてるだろ。

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