その他小説

□年の差って萌えるよね
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「−…どんだけ好きなんだよ!」

「今かよ」

「ツッコミはお前の担当だろーが、ちゃんとやれ。助けてやんねぇぞ」


ツッコミ役がツッコミ放棄すんなよ。俺が迷子になるだろ、なってるだろ。十分みっちりモフられたぞ。耐えながら土方に酔ってたわ、クンクンしそうになったわ。土方がいるだけで教師踏み外しそうになるじゃねぇか。


「何でそうなるんだ。つか生徒を見捨てる気っすか」

「もぉテキトーにOKすればいいんじゃね?」

「アンタそれでも先生か!」


良かったツッコんでくれた。諸刃の剣だった。それいいなとか言われたら涙で枕を濡らすとこだった。


「顔だけで告ってくる女はどうせ長続きしねぇよ」

「何ソレ自慢?殴っていい?」

「私欲で生徒殴んのかよ」


分かってんじゃん。口振りからして経験したって事か。なんか腹立つな。俺だってサラサラだったらモテるのに、眼だって煌めいたらそんじょ其処らのイケメンなんかに負けねぇし。でもそれじゃ土方にモフってもらえないとか考えたのは内緒だから。


「弁当とかもマヨ入れてくれんの先生だけっすよ。アレは美味かった」

「俺の手にかかりゃ簡単だっつの。なんなら食べに来る?」

「良いのか?」

「ただし、マヨ塗れにしやがったらぶっコロすから」

「分ぁーてるって、アンタのにはかけねぇよ」


然り気無くお家デート成功。ついでに調教も成功。次の布石は俺の手料理だ。腕によりをかけて土方の舌を唸らせ、俺の飯が無いと生きていけないと言わせてやる。後は高校生の性欲の強さと多少の薬を利用すれば完璧。責任を取ってもらう形で攻める。一歩学校の外に出れば教師とか関係ないしな!


「じゃ部活終わったら準備室おいで。番号とメアド教えっから」

「はい。今日もありがとうございました」

「はいはい。今日もお世話しましたー」


自分の使ったコップを洗い納めてから戻っていく。別にそんな律儀にしなくても間接キスとかしないのに。
 
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