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□甘えん坊
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「やっ!ダメ…志摩君…」
「ウソばっかり。雛ちゃん此処好きやんか」
私を自分の膝の上に乗せた志摩君は後ろからやりたい放題。シャツの胸元をはだけさせられ、そこから忍び込んだ手が私の胸を虐めた。感じやすい蕾ばかり責められ、下腹部がじわりと潤いだす。
首筋をべろりと舐められ身体がゾクゾクと戦慄いた。
「雛ちゃんはどこ食べても美味しいなあ」
「ひゃっ…ん」
肩から滑るようにシャツを剥がされ、上から下へと唇が這う。
膝の上に乗せられたまま正面を向かされたかと思うと、また舌が這う。
首、鎖骨、胸…徐々に敏感な部分に迫っていく舌が、私の気分を高ぶらせた。
「あっ…いい…」
「此処?…可愛がったげるわ」
ぺろり、ぺろりとキャンディでも舐めているかのように入念に胸の頂に愛撫が施される。私は志摩君の頭を抱きしめて喘ぐことしか出来なかった。
「あ、はぁ…志摩君赤ちゃんみたい…」
「吸うの上手やから?」
笑い混じりに茶化してみると、真に受けた志摩君にちゅと蕾を吸われてしまった。
「やぁっ、ん」
「赤ちゃんより俺の方が上手やで」
「…っ…もう」
自信満々にそんなことを言う志摩君の笑顔は本当に可愛くて。そんな彼がこんなに淫らなことをするなど誰が思おうか。
胸を可愛がっていた手が突然秘部に触れた。既に愛液が溢れるソコは、簡単に志摩君の指を飲み込む。
「えらいことなってるで、雛ちゃん?」
「…っ…言わないで」
「音聞こえるやろ?」
下からクチュクチュと水音が聞こえ、顔から火が上がる。その反応を見た志摩君は意地悪な笑顔で私の耳に噛み付いた。
「んんっ」
「なぁ…気持ちいいやろ?」
「ぁっ!は…ぃ」
「…いやらしい顔やなあ」
少し掠れた声で囁かれればまた下腹部が反応し、ますます濡れていく。
秘部には早くも3本目の指が挿入され、バラバラに中を掻き混ぜていた。
「あぁっ!いゃぁぁぁ!」
「イってもええで?」
中指がくい、と曲げられイイ所を擦る。与えられる快感に耐えられなくなった私は甲高い声を上げて達した。
ファスナーを開けて自分の分身を取り出した志摩君は、達したばかりの秘部にそれを擦り付ける。
「まっ、待って!座ったまま、する…の?」
肩で呼吸をしながら志摩君に問うと、返事の代わりにずん、と挿入された。思わずのけ反る私。
「きゃっ、あぁぁ」
「雛ちゃんの可愛い顔がよう見えるわ」
「ば、か!あ…奥に…」
座ったまま繋がっているせいなのか、普段よりも随分深く、そして熱い。
抱きしめられたまま腰を打ち付けられ、とめどない自分の喘ぎ声が耳を支配する。
「志摩君っ…あっ、あっ!いや…もぅ…」
「ん…も、ええか…雛?」
目線で合図を送ると、グイッと押し倒され最奥を突かれる。限界が近い志摩君は微かに息が荒く、私はそれに酷く興奮した。
堪らず彼の自身を締め付け、そしてビクッと震えて二人同時に達した。
私はクラクラする意識をそのまま手放した。
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