短編読み物置き場
□★コイヒト【完】
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両親が亡くなって、すぐ光稀は、昭壱の家に引き取られていた。
引き取られたその日の夜。
「光稀……光稀」
与えられた部屋で、布団に包まって、眠っていた光稀は、名前を呼ばれ、目を覚ました。
月明かりに照らされて、昭壱の熱ぽい瞳と、うっすらと笑う顔が、光稀の瞳に映る。
「伯父……さん?」
声をかけると、口に人差し指をたて、声を出すなと合図してくる。
布団が捲られ、体が外気に曝される。
少し肌寒い。
「どうしたの?」
光稀が体を起こそうとした瞬間、肩の鋭い痛みと共に、体を布団に押し付けられた。
「イッ……痛い、よぉ」
痛みにたえきれず、声をだす。
「静かにしなさい、声をだしたらお仕置きだ」
ニヤリと笑ったその顔に、光稀は恐怖を感じた。
「これから、私の言う通りにするんだよ」
恐怖のあまり、光稀は頷く事しか出来なかった。
「いい子だ」
昭壱は、光稀のパジャマに手をかけると、ひとつひとつボタンを外した。
「可愛いおっぱいが見えたよ」
ピンク色をした胸の小さな突起物をクネクネと弄る。