短編読み物置き場
□俺のご主人様(完)
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家族がいるっていいものだなって思う。
小さな檻の中で何日も何日も一人でいた俺を外の広い世界に連れ出してくれた。
沢山の家族もくれた。
大好きなご主人様。
ただ最近、俺のこと全然相手にしてくれない。
独り占めできないのが、悔しいし、寂しい。
まあその原因を作ったのは俺なんだけど、やっぱり気持ちいい事は好きだし。
でもさ、やっぱり俺が大好きなのはご主人様しかいない、なんで相手してくれないのかな?
やっぱり俺って嫌われたのかな??
なんていじけて、いつも脱衣所にいる俺って・・・。
情けない気がする。
俺が人間だったら、独り占めできるんだろうか?
ぎゅって抱きついて、すりすりして・・・、
ってやばい、想像したら、たってしまった。
落ち着け〜、落ち着け俺!