12/16の日記
01：08
その言葉の真意は？
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「はあ！？なんだよいきなり！！」
「バカにバカと言って何が悪い」
「このっ……鬼畜航海士！！」
「……言葉には気をつけるんだな」
「………あうう。またやってますね、あの二人は……」
……。毎日毎日飽きないのかしら。
乾いた洗濯物を畳みながら、隣でタオルを干すソウシに声をかけると、彼は胴着の裾をまくり直しながらヒロインに向き合った。
「恐いかい？ヒロインちゃん」
「……ちょっとだけ」
青空にタオルがはためくのを見ながら、彼女はしみじみと二人の喧嘩歴を思い出す。
‐‐‐喧嘩は今に始まったことではない。始めこそ喧嘩を止めに入ったものの、ほぼ日常的に喧嘩をしている様を見せつけられると、呆れを通り越して半ば感心すらさせられてしまう。
「………ま、気の済むまでやらせてあげて」
お互いに喧嘩してストレスを発散してるうちはいいよ、と言ったソウシは言葉をつけたす。
「……まあ、ヒロインちゃんも頑張って」
「………へっ？」
（多分君が原因だしね）
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