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お礼文@エースとお目覚め
彼よりも早く目が覚めてしまいました
「ん・・・」
のそり。
そんな感じでベッドから起き上がる。
肌寒さを感じたと思ったら、予想通り何も着ていなかった(下着はつけていたけれど)
昨日の夜、サッチがどっかの女に振られた記念で酒を飲もうとか言っててみんなで飲んで、途中で降りた私とエースは、そのままベッドへダイブして、まあ…、お酒が入ってたこともあってかそのまま事に及んだわけだけれど。
「(頭いたー…)」
二日酔いらしく、頭が痛い。ガンガンする。
この調子だとエースも二日酔いだろうなと思ったが、その本人はいまだに夢の中。
時折聞こえる寝言(「サッチ殺す…」)から推測するに、サッチにいたずらか何かをされているんだろう、夢の中で。
夢の中までまあ飽きないな、と思いながら隣で寝ているエースの顔を見る。
相変わらず整っていて、かっこいい。でも頬にちりばめられいるそばかすが、可愛さも引き出していて…
「(ミリョク、ありすぎ)」
この野郎、カッコよすぎてむかつく、と思いながら鼻をつまむと、一瞬ビクッ、ってなってから、また落ち着いた寝息をもらした。
そういえば、私がエースより早く起きるのって珍しいんじゃないか。いつも私が起きたらエースは他の隊の人たちとご飯を食べてるか、一緒にベッドに入って頭をなでてるかしてるんだけれど。
「(キス、したい)」
ちょっとくらいなら、バレないよね。
魔が差したとかそんなんじゃなくて、ふ、と。思った。純粋に。
つくづく自分がエースに惚れてるなあって実感させられる。
うん、やっぱり私エース大好きだ。
「(起きるなよー…)」
そう思いながら、自分の唇とエースの唇をくっつける。
キスじゃなくて、本当にくっつけてるだけ。
情事中にする、舌を入れて相手の口の中をじっくり味わうようないやらしいいキスもすきだけれど、こういう、可愛いキスも好き。
エースとする事なら、なんだって、だいすき。
「なんだよ、それだけか?」
「!」
唇を離したと同時にかけられた声。
まぎれもなく私の目の前にいて、さっきまで眠ってた人の声。
「お、きてた、の…?」
「お前がキスしてくれた時に目が覚めた」
なん…だと…?
そのままずっと眠ってればよかったのに!
いつもはご飯食べてようが人と話してようがどこでも寝ちゃって、挙句、なかなか起きないくせに!どうしてこういう時だけ起きるのよ!ずいぶん都合のいい体なのね!
それにしてもキスで起きるなんて…!
「眠り姫ならぬ眠り王子ってか」
「自分で王子とかいうな!」
一緒にいたせいで、心までシンクロしてしまう仲になってしまうなんて。
(夢から覚めたら君がいた)
(これ以上に幸せな事はないんだ)
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