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□恋に立場なんか
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高杉と俺は一応恋人同士
男同士で先生と生徒の関係で、凄くいけない事をしてる。
「銀八ィ、最近どうしたんだァ?」
鋭い高杉は俺の異変に気付いてたみたい。
「別に何でもなーいよ」
作り笑顔で返事を返す。
でも、高杉はそれもわかったみたいだ。
「嘘だろ、何を悩んでる?」
しょうがないから正直に話すことにした。
「オメェには敵わねぇなぁ、正直言うと俺な、不安なんだ」
「不安?何が」
「先生と生徒の関係とか歳の差とか…男同士で恋愛してるのがすげぇ不安…」
俺がそう言うと高杉は、悲しそうな顔をして問うてきた。
「俺の事、…嫌いか?」
「違う!そうじゃねェんだ!ただ…」
「ただ…?」
「オメェと俺の関係バレた時の事が怖くてよ…それに、いつか高杉に嫌われたらどうしようとか…」
これを聞いた高杉は柔らかく笑った。
「ばーか。 そんなん気にすんじゃねェよ、俺にはオメェしか居ねェんだ。それに…」
【恋に立場なんか】
「そんなん関係ねェだろォ?男同士でも、先生と生徒でも、俺は一生銀八を嫌いになんかならねェよ」
そう教えてくれた君は、俺の一番大切で愛しい人…
一人の人間として君の事が大好きです
反省→