短編

□君からのプレゼント
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今日は、私にとって、とても大切な日。
そう。今日は私の誕生日。
(彼は覚えているかな?)

そう思いながら、私は学校へ向かった。

教室に入ったら、友達に
「誕生日おめでとう!」と言われ、プレゼントと渡された。

私は「ありがとう」と言いプレゼントを受け取った。

友達が去った後、
彼は私のところに来て
顔を赤くしながら周りには聞こえないような小さな声で「放課後、裏庭へ来てくれ。」と言った。

その言葉に私は、少し顔を赤くして「うん…。」と答えた。


時間は過ぎて放課後。
私は彼に言われた通りに裏庭へ行った。

そこにはもう私の愛しい彼がいた。
「風丸君!」
と叫んでおもいっきり抱きついた。

彼はちょっとビックリしていたが、腕を腰に回し、ぎゅっとしっかりと受け止めてくれた。

「誕生日おめでとう。」

彼は耳元でそう囁き、
腰に回していた片方の腕を私の頭後部へ回し、私の唇にキスをした。

数分後、
風丸は腕を放し、笑顔で
「俺からのプレゼントだ。」と言った。

きっと今の私は顔が真っ赤だろう。
 

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