鋼ベイ短編

□君からのプレゼント
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今日は私の誕生日。
(キョウヤは覚えているかな?)
そう思いながら、私はいつもどおりにまどかちゃんの家へ向かった。

着き、ドアを開けたら、
まどかちゃん達に
「誕生日おめでとう!」と言われた。

「ありがとう!あれ…?キョウヤは?」
そう、私の彼氏、キョウヤの姿がなかった。
(やっぱり…キョウヤは忘れてたのかな…)
「キョウヤ…?
あぁ…あのね、今日、名前の誕生日会やるから来て!って言ったんだけど、俺はそんなものには興味ない!って言っちゃって…」
ひどい奴よね!とまどかちゃんは怒りながらそう言った。
「キョウヤ、のり悪いよな!」
皆はそう笑って言った。
「うん…そう、だね…。」

(キョウヤは私の誕生日なんてどうでもいいのかな…)

内面私は不安だった。
けれど、せっかく皆が誕生日会を開いてくれたので、悲しそうな顔をして皆に心配をかけないように気を付けて、接した。


夕方になり、誕生日会は終了した。
私は皆に
「今日はありがとう!」と言い、走った。

人影のないところへ行き、おもいっきり泣いた。
実はあの後もキョウヤは来てくれなかった。
きっと私の事なんてどうでもいいんだ。と思ってしまうと涙が出た。

そう思い、泣いていたら、携帯の着信が鳴った。
この音はキョウヤだ!と思い、急いで携帯を開いた。思った通り、キョウヤからのメールだった。
内容は、
「いつもの場所に今すぐ来い。」
というものだった。
キョウヤらしいなと思ったら自然と涙は止まっていた。
私は急いでいつも、キョウヤがいるビルの屋上へ走って行った。

屋上のドアを開けるとそこにはキョウヤがいた。
キョウヤは目を反らしながら、
「今日は、お前の誕生日だよな…」
と言って、可愛らしいリボンでラッピングしてある箱を前へ出した。
私は「え…?」と言ったら、キョウヤは少々顔を赤くしながら「プレゼントだ!受け取れ!///」と言った。
それが可愛く笑ったら、「笑うな!」と少しイラつきながら言った。
キョウヤからプレゼントを受け取り、開けてみると、ペンダントが入っていた。キョウヤがそのペンダントが売っている店に入っているのを想像すると笑える…。
「ありがとう!」と笑顔で言ったら、
キョウヤは顔を赤くして「あ、あぁ…///」
と言い。
小さな声で「それと…名前誕生日、おめでとう…。///」と言った。
それを見て私はキョウヤに抱き付いた。

(今日はなんて最高な誕生日なのだろう!)

「なんで誕生日会来てくれなかったの?」
「それは、二人きりで祝いたかったからだ。///」
「え?なんて言ったの?」「…何でもない!
勘違いするな!
銀河とかと馴れ合うのが嫌だったからだ!」
「素直じゃないなw」
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