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□拍手文(〜7/28)
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やる気があんだかないんだか。





「あー…暇ですねぇ。マジで暇。暇ヒマひま……」

「うっせェ!!暇なら掃除でもしてこい!!」

「やだ」


心底嫌そうに歪められた顔を殴り倒してやりたくなる。


やらねーが。


「副長ー…本っ当にひ「今度暇っつったら一生暇を持て余す人生送らせっぞ」…つまぶし食べたいな〜…」


ハァ〜…総悟といいコイツといい…最近の若ェヤツってなァ‥堪え性がねェな…。


「副長はさー…」


口の利き方もなってねェし。


「おっぱいがおっきいロリ顔が好きってホント?」


………。噂好きだし。


「…どーせ総悟情報だろーがな…ガセだガセ」

「へぇ…じゃあさー…」


俺はお前の友達か?


「すっごい絶倫のせいでいつも振られるってのは?」


上司のハズ、だよな…?


間違っても、コイツが俺の上司じゃねェよな。


「ガセ」

「そーろーが恥ずかしいから今もまだ童貞」

「ガセ」


つーか…コイツ性別女だよな?


実は心は男です。とかじゃねェよな。


恥じらいとか皆無なんだけど。


「女より男が好き」

「………」

「―…マジでか!?副長まさかのびー「ガセだガセ!」…ッチ…ガセかよ…」


上司に堂々と舌打ちかよ。


「マジで頼むから手ェ動かせ。いつまで経っても減らねーんだよ」

「……なんであたしが書類と格闘しなきゃなんないの?どーせならスティンガー片手に悪党と格闘したいんだけど」

「お・ま・えは!その書類仕事のた・め・に!雇われたんっだ!」

「えっ!?そーなの!?」


マジで殴ってもいいんじゃないか?


そうすりゃコイツの頭ももう少しマシになんじゃね?


大体…。


「おまえ、スティンガーなんか持ったことあんのかよ」


対ヒトに使うもんじゃねェぞ、アレ。


「ないけど?あるわけないじゃん。危ないし」


……誰だよ…コイツ雇ったの…。


あー…俺か。






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