表裏一体

□予言
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「これなんてどうかしら?」



『これは短すぎるよー!!私、脚だすの苦手で…』




「そんな、もったいない!こんな綺麗な脚してるのに」





『ひゃああぁ!触らないでよぉ』






きゃっきゃわいわい、楽しそうな可愛らしい声が響いている。





あれからクロスと別れてリナリーの部屋で服などを選んでいた。





やばああぁい。
リナリーの部屋だよ〜〜!

脚とか触られちゃったぁ。



でへへへ…。
おっとヨダレが。









1人は卑しい気持ちでいた。







「うん!いいわ!可愛い!」




『えー、ほんとに?ちょっと恥ずかしいなぁ』







リナリーから借りた服は白のシャツに黒の膝あたりのスカート。







スカートなんて、制服以外で着たことないから、ちょっと恥ずかしい。












「そういえば、杏子」




『ん?どしたの?』








「あれ、神田のコートよね?」






あれとは、床に転がっているコート。






『あー…、そうだね。捨てとこう』



「ちょっとちょっと!それはダメよ。返しにいきましょう?それに謝らなくちゃ」


『あ、でもこれ身体が濡れたまま着たから、びしょびしょ。…よし、捨てよう』




「杏子」


リナリーに無言の圧力をかけられた。
100のダメージを受けた。



『う、…わかった。ちゃんと洗って返す』




「うん、じゃあ今から洗濯機回して乾燥機にもかけて返しにいきましょう」



にこっと可愛らしい笑顔を見せられて、キュンキュンが止まらない杏子。







…それにしても、さっきから思ってたけど、リナリーが幼すぎる気が、、、。





『ねぇ、リナリーって今何歳?』


「今、15になったばかりよ。杏子は?』



『15歳!?私、16…だと思う』


「思う?正確じゃないの?」






リナリーが15歳ってことは漫画より1年前だ。
1年前に来たってことは私も次元を移動したから年齢が戻ってるかもしれない。



クロスならわかるかな…。



『うーん、、、忘れちゃった!クロス師匠なら覚えてると思うから後で聞きにいくことにするよ』



「そうなの?あ、そういえば兄さんのところに行った?」






『…。忘れてた、やっぱり行かないとダメだよね?』


嫌なことを思い出させてくれるぜ、リナリーちゃんよ。








「ふふ。兄さんの話も聞いてるのね。行った方がいいと思うわ。じゃあ洗濯機回しているうちに行きましょう」





『はーい…』






司令室にいくことになった。

怖いなぁ。








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