甘い甘い言葉の欠片

□やっぱり、いえない
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7月2日 朝8時


ガチャッ


「…ボス、どういうつもりだい?」
「ハッ なんでもねぇ」
「じゃあボクを狙ってるそれは?」


ドアをあければボスがいて、
なぜか愛用の銃をボクに向けていて。



「ボs「死んで来い」





パァアンッ!!!














「……なんだい、これは」


ひらひらと宙を舞う紙テープ。
……これ、パーティグッズだよね。



「「「「「Buon Compleanno!!」」」」」



陰に隠れていたらしいほかのメンバーが出てきた。



「ししっ マーモン、今日が自分の誕生日だって忘れてただろ?」
「……あ」



今気づいた。




「んもうっ こっちはバレないように用意するの、大変だったのよぉ〜っ!」
「だろうね………」


豪華に飾り付けをされた談話室。
テーブルにはおいしそうな料理が。
………朝から食べるって、すっごい体に悪い気がする。



「…っていうか、ボスまで仕掛け人をやるなんて驚いたよ」
「オレもだぁ゛」


その言葉にみんな笑って、
ルッスーリアが料理を食べようと促した。




…………



やっぱり、いえない
(君たちの笑顔が)
(君たちといる時間が)
(ボクにとって1番楽しいだなんて)
  
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