甘い甘い言葉の欠片
□sanguineo universo 番外編
3ページ/15ページ
魔力をつかってなんとかできるような状況じゃない……
人数を探ってみれば、意外といるみたいだし……
時間稼ぎでもしないと、ね。
メグは、夜の街を走り森へ向かった。
15分後―
「はぁっ………は、ぁっ………」
全速力で逃げる、逃げる、逃げる。
なぜって、
さっきちらっと見えた敵の服が、見間違えるわけのない
ミルフィオーレのホワイトスペルの隊服だったから
「しぇっしぇっしぇっ 鬼ごっこは終わりだぜ。闇姫ちゃん」
ベルに似ていてまったく違う声が響いた。