イラスト付き短編

□触手侵略
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−触手−


「ああああぁああ」


手足に絡まる無数の触手が僕の自由を否応無く奪っている。


着ていた服は無残にも引き裂かれ、僅かな布片は服としての機能を果たしていない。


ピンクの触手がヌメヌメと這い回り、僕の中の熱を高めていく。

徐々にぐずぐずと反応し始める身体。


快楽に犯され始めている思考で、こうなるに至った経緯を回想した。


※※※


猫耳の獣人が暮らす国

『プレイスディア』



魔物退治を生業とする、僕「ミィア」は賞金首の魔物を追いかけていた。

国の外れの森で獲物を見失い、僕は獲物が潜んでいそうな洞窟へと足を踏み入れた。

松明で足元を照らし、慎重に歩を進める。




そして、気付いた時には触手に捕らえられていた。


※※※


ベタベタした粘液が纏わりついた触手が、身体の至る所を這い回る。



「ひあ・・・ん」



自由を奪われ、弱々しく声を上げることしかできない。


触手が胸の突起の辺りを這い回る。



くちゅ
くちゅ



吸い付くように、胸の飾りを嬲っていく。


むず痒さの中に、快感が混ざり…。
下半身が反応してしまう。


自身から先走りに濡れる。


その蜜に群がるように、触手が伸びてきた。



蜜を吸う。



「ひあ・・・・」


鈴口を吸われ、刺激に悲鳴をあげる。


じゅぽ
じゅぽ


次々と溢れる蜜を吸い取られていく。


「吸わないでっ…っ…あん」


更に蜜を吸おうと、穴の中に極めて細い触手が侵入してきた。


「あが・・痛っ・いづ・・ああ」


異物感と痛みに、生理的な涙が零れる。


抜き差しされる触手の衝撃に、背中を反らせて耐える。


何回か抜き差しされると、尿道内へ侵入した触手が内側を摩る感覚に快感を感じ始めていた。


くちゅくちゅと、卑猥な水音が洞窟内に反響する。

閉じる事すら忘れられた口からは唾液が零れる。


そして、乳首への責めも再開される。
両の飾りを押しつぶす様に触手に責められる。
その度にジリジリとした感覚に苛まれ…。

「いあ・・・・イくっっ・・・」


絶頂感。
だが、白濁は出ない。


「あがぁ、無、理…ぁ…」


尿道内の触手が直に吸い取っているからだ。


「ひぁぁぅ」


しかし、触手は容赦無い。
飛びかけた意識は更なる責めで現実に揺り戻される。


後孔へ侵入する触手。



ニュル
ニュル


人差し指程の太さの触手が、腹の中を探る。


「あひっ、ひ…っ…」


胎内のある一点に触れた時、電気が流れたような感覚があった。


「やら、だ、らめぇ」


悦いところばかりを責められる。


「あひ、あがぁあああ」


尿道をせり上がる精子は触手に吸われる。


乳首と、尿道と、後孔を同時に責められる。



許容量を超えた快感に、僕はついに陥落した。


「あぁ、もっと突いて…じゅぼじゅぼしてっ!…あ」


永遠に続くかのような絶頂感と強烈なバキュームに、白目を剥いた。


「いぁあ…っ!」



感極まった啼き声をあげ、僕は意識を飛ばした。



fin.

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