真・三國無双
□曹丕様と仲達の日常。
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「仲達」
「はい、なんでしょう?(あ〜あ)」
「狩りに行きたいが雲行きが怪しい。おまえの術で晴れにしてこい」
「曹丕様…私にはそのような術は使えません」
「諸葛亮なら出来るぞ」
「私と諸葛亮を一緒にしないでください!」
「フッ」
「曹丕様、毎日遊んでおられないでたまには戦でも仕掛けてはいかがですか?(そうでもせねば私の軍師としての仕事がなくなる!)」
「それは父の仕事だ。私は戦場で活躍出来ぬ父のに代わり、武を振るうだけだ」
「…ですが、殿はいずれ戦場を離れましょうぞ。その時は…」
「私の時代だ」
「あああ…ってちゃっかり狙っちゃってるではありませんかッ!!」
「ふん、当たり前だ。私は父を越えよう」
「その自信、何処から沸いてくるのですか…?」
「私だから許せ」
「いや、許すも何もないですから!」
「本当に天気の悪い日だ。雨が溜まったら堤防を決壊させてやる」
「国内でやらないでくださいね」
「孫呉にやってやれば自慢の火計も出来まい?ククク」
「曹丕様…笑い方が悪役ですよ」
「私がいつ正義のひーろーになった」
「はあ、そうおっしゃいますか」
「そうおっしゃいますとも」
「……私の真似しないでください」
「おまえの真似などする気も起きん」
「はあ、そうですか」
「そうですとも」
「………」
「退屈だ」
「武器のお手入れでもされてはいかがです?」
「私の滅奏は常に滅びを奏でている。甄の死の調べと共にな」
「いや、誰もそんなコト聞いてません」
「私と甄のこらぼれーしょんを馬鹿にする気か?仲達」
「何故そうなるんですか!話の矛先を私に当てないでください!(こらぼ…って)」
「仲達、私の部屋の掃除をしろ」
「昨日したばかりではないですか!」
「昨日は私の書斎だ。今日は寝室の掃除だ」
「女官にさせてくださいよ!私は軍師なんですから!(軍師としての仕事がしたい!)」
「なら私はおまえに任せた。そしておまえは責任持って、女官に任せるといい。」
「!!…その手があったか…!」
「フッ、軍師なら頭を使うのが仕事であろう」
「………はい」
「時に腹が減ったな、仲達、あんまん買ってこい」
「また私ですか!?」
「この私があんまんを託すというコトは、それほどおまえを信用していると言うことだ」
「…曹丕様…(マジっスか?)」
「わかりました、行って参ります!」
「ああそれでいい」
「ちょろいな仲達♪」
「……今寒気が……気のせいか」
そんなこんなで彼らの日常は繰り返される。
♪END♪ヽ(´▽`)/