真・三國無双

□今日も薬を求めて
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ここまで来て左慈の機嫌を損ねて薬貰えなかったなんてことになったら話にならない。


司馬懿と諸葛亮は放っておき、さっさと自分の用事を済ませてしまおう。




「いやぁ、左慈さんに頼みたいことがあるんですよ」

「ストレスに効く薬でもほしいのかの?」



え!全てお見通しかよ!



「全くその通り何ですよ〜うちの呂蒙さんが…」

「やい左慈!!」



凌統が会話しているというのに司馬懿に割って入られた。


「そ、その……」

「なんじゃ?」




司馬懿がなかなか言い出せないでいるのを諸葛亮が見て楽しんでいる。



「(…あの人何しに来たんだ?)」





「む、虫歯に効く薬はあるか!?あるなら早くよこせ!!」

「それが人に物を頼む態度か?」





そうか〜あの人とうとう甘いモノ食べ過ぎて虫歯か〜w


と思う凌統。



いや、そんなコトより薬!!





「あー先に凌統よ」

「はい」

「これを呂蒙に持って行ってやりなさい」

「あ、どうも」




目当てのモノはゲットした。

なら俺はさっさとずらかろうか♪










帰り道、何回か司馬懿のお馴染みの台詞


『馬鹿めが!!』




がよく聞こえた。








「……ホントにあのじーさん、人のコトからかうの好きだなぁー…」







同時に左慈の

『ふぉっふぉっふぉっ〜』




という笑い声も聞こえた。














……アレ?

「そういえば諸葛亮さん……アンタ何しに来たんだい?」



「呼びましたか凌統殿?」

「うわっ!?」



「散歩ですよ散歩♪フフフ」





「………Σ( ̄□ ̄;)」










左慈といい、諸葛亮といい……


この世界にはまだまだたくさんの不審者もとい…

不思議な人物がたくさんいるみたいです、父上。

凌公蹟







***


数日後に呂蒙さんは薬のおかげで回復した。



今回ばかりは俺も甘寧も深く反省した。



そして陸遜にたっぷり説教を受けた。






ふと顔を上げると………





左慈が笑ってこっちを見ていた……





怖っ!?








FIN☆



 
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