真・三國無双

□魏X'mas
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 張コウの言うとおりに曹操はパーティーの準備を進めた。


飾り付けは張コウ中心に張遼、徐晃らに任せた。

となると問題は…


「ケーキとプレゼントか…」








今回の曹操の目的とは……




子桓と仲良し大作戦!





最近まともに口を聞いてくれない息子に曹操は寂しい思いを抱いていた。
それを夏侯惇や張コウに相談した結果が今回のパーティーなのだ。



やはり贈り物は悩み所。

息子の趣味が分からないなんて親失格だろうか……ぐすん。





なので一番曹丕が仲良く(?)していると思われる……




「私ですか?」




司馬懿、字は仲達
職業・軍師兼お世話係り(曹丕専属)




「殿…ご子息の趣味も存じ上げておられないのですか?」

「む、なんだその目は!良いからおぬしの知る子桓の好きなモノを教えぬか!」




全くこの父子は…と思いつつも司馬懿は曹操にメモを取るようにと促した。



「何故メモを?」

「殿では覚え切れn……なんでもございません。宜しいですか?」

「うむ」




***






「……とそれから……」

「まだあるのか?」

「これくらいは序ノ口ですが…」

「何ッ!?」




息子に謎が多すぎた。

いかに自分が息子を放置していたかが身に染みた……。




「そうか……菜園まで育てていたのか……」



中身は当然葡萄ですw




「なあ司馬懿。結局プレゼントは何が良いんじゃ?」




この期に及んでまだ聞いてくるか!
しかし仲達、しっかり仕事します。




「まずケーキには葡萄を飾り付けすれば間違いないでしょうな」

「ふむふむ」

「食べ物なら甘いお菓子が良いでしょう。物ならば狩りの為の道具とか、史学等の書物が良いかと」

「ほうほう!」




本っ当に息子を知らんのかこの親父は、とか思いつつも司馬懿は丁寧に教えた。




「助かったぞ司馬懿!では早速プレゼントの用意に取り掛かるか♪」


曹操は鼻歌を歌いながらその場を立ち去った。






司馬懿の溜息がそこに残った。


 
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