DRRR!

□嫉妬して何が悪い
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午後4時36分、シズちゃんが金髪の女と一緒に歩いているのを発見した。

あの金髪女は噂には聞いたことがある。
最近ロシアから来日した女で、シズちゃんと田中トムと同じ職業にいると。

俺だってめったに歩けない隣をあの女はキープしている。
ムカつく。

「やぁシズちゃん、仕事は上司に投げ捨てて自分は暢気にロシア女とデートかい?」

「あぁ?てめぇ、池袋にくんなっつってんだろ!」

「否定します。私たちは仕事を「君に聞いてない」


口出ししてきた女を冷たい目で見る。
そしたらシズちゃんがその女を自分の後ろに隠した。
なにそれ、すごくムカつくんだけど。

「後輩に手を出すな」

「はぁ?何言ってるのかなシズちゃん。手なんか出した覚えないけど?」

「今睨んでたろうが」

「元からの顔つきだよ。仕方ないだろ」

「嘘吐くな」

「うるさいな。別にシズちゃんに関係ないだろ。後輩が出来たからって調子のるな」

「…なにイラついてんだよ」

「別に。…じゃ、俺行くから」

「ちょ、待てよ!」


シズちゃんのクセに人の感情読み取ってんなよ。馬鹿のくせに。






「あれ?静雄どこ行った?」

「先輩はコートを着た男性を追いかけていきました」

「あー…また痴話喧嘩か」

「?否定します。痴話喧嘩とは男女間の、」
「や、あいつらの場合は痴話喧嘩でいいんだよ」

「…?理解に苦しみます」

「ま、そうだよな。多分静雄はもう帰ってこねぇし、仕事もちょうど終わったし今日はもう帰るとするか」











(…お前らしくねぇぞ)
(俺らしいって何)
(だから…あの、さ)
(嫉妬して何が悪い)
(お前嫉妬なんてするキャラじゃねぇだろ)
(シズちゃんは特別だよ。そんなのも気付けないなんて清純の馬鹿じゃないの?)
(てめっ、いざやぁぁあああ!!!)
(ははっ、やっぱこれがいいよ!)







END.


―――

なんだかセリフが多くなってしまった。
嫉妬ネタ好きなんですが、なんかもうよくわからん←
次はシズちゃんの嫉妬ネタでも書こうかなぁ…

ヴァローナの口調わからない^p^

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