DRRR!
□キミを好きな僕は、
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おかしい。僕はどうしてこんな風になってしまったのだろう。
どうかしている。ありえない。
僕は、異常だ。
キミを好きな僕は、
池袋某所。
僕は愛しい女性の迎えを待っていた。
連絡が来たのは数分前。
セルティの仕事がやっと終わったということで、たまには外で食事をしようと提案し、
そのままバイクで行こうということになった。食べるのは僕だけになってしまうのだが。
実のところを言えば車でも良かったのだが、
セルティが折角の厚意を持ってバイクで連れて行ってくれるというのだから、
従わないわけがない。
というわけで、僕はセルティの帰りを待っているというわけだ。
『新羅。ただいま』
「セルティ!おかえり。仕事帰りのキミも一段と美しいね!ぼくはすぐに出かけれるけど、どうする?シャワーあびて行くかい?」
『あぁ、そうさせてもらおう。悪いな』
「セルティのためならいくらでも待つさ!」
『すぐにあがる』
PDAにそれだけ打ち込むと、机にPDAを置き、風呂場へと向かってしまった。
セルティが風呂をあがるまでの間、特にすることもなく、最新の情報が更新されたニュースを見ながらぼーっとしていた。
そうだ。食事はどこにいこう。
そういえばこの前静雄が駅付近に新しくバイキング店ができたと言っていた気がする。
そこに行ってみようか。
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