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□君はいつも私の心を解かしてしまう
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「赤井さん!」
「……………何ですの、森野くん」
「いえ、赤井さんが見えたので声をかけただけっス」「つまり、私に用無いということですの?」
「はいっス」
「はぁ…………見かけたぐらいでいちいち呼び止めないでくださいの。涼子ちゃんが、亡くなって…………………心変わりですの?脆い愛ですのね」
「ちがうっス!俺は今でも涼子さんを愛してるっス!」
「な、ならどうして私につきまとうんですの!?ほっといてくださいですの!」「…………涼子さんに、頼まれたんス。りんごは繊細で脆いから、俺が居なくなった後はお前が面倒をみてくれって」
「そ、そんなの嘘ですの!!私は、繊細で脆くなんかないですの!!」
「赤井さん…………」
「それに、大きなお世話ですの!もう一度言いますの、ほっといてくださいですの!」
「なら、どうしてそんなに泣きそうな顔してるんスか?俺、見てて思ったんスけど、赤井さんはいつもどこか無理してる気がするんス」
「も、森野くんは涼子ちゃんの頼みだから付き纏っているだけですの?なら、私は大丈夫だから涼子ちゃんを想っていてくださいですの」
「そうやって、嘘つくんスか?」
「な………!」
「いつもいつも、他人にきつくあたるとき、赤井さんは辛そうな顔をするっス」「い、いい加減戯言も聞き飽きたですの!」
「ほら、泣きそうな顔になってる」
「ち、ちが!」
「違わないっス。どうして、こんなことするんスか?涼子さんみたいに、仲良くなって、死んでしまうのが怖いからっスか?」
「黙りなさいですのっ!」「もう、辛くないっス。悲しくないっスよ」
「だまれ………ですの……………」
「だから、もう大丈夫っス。俺がいるっスよ」
「う…………うるさい、ですの……………」
「泣いて、いいんスよ」
「う…………うわーん!!ひっく………涼子、ちゃん………ひっく………ひっく………わーん!!!」
「辛かったっスね………………赤井さん…………」



君はいつも私の心を解かしてしまう




久しぶりの更新ですね…………(苦笑)
すみませんっ!こんな駄文サイトの更新を待ってらっしゃる方がいれはですが←
今回は涼子さん死ねたかつりんご→→(←)亮士です。わかりにくいし意味わからない?もともとです☆←
お読みいただきありがとうごさいましたー!

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