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□誰かが君を幸せにする
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涼子ちゃんが森野くんとデートなんですの!!




「な、なぁりんご。これおかしくないか!?」
「おかしくないですのー。むしろかわいいですの…………!!」
先程から何度も聞かれるその質問に、笑ってこたえれば、照れたように笑う彼女がかわいくて。
私はホントに涼子ちゃんが大好きなんだなー、と再認識される。
「そ、そうか!!」
かわいいかわいい涼子ちゃん。涼子ちゃんならどんな格好をしててもかわいいですの!!
「りょ、亮士に嫌われないかな…………」
頬を染めて不安げに聞く涼子ちゃん。
「大丈夫ですの!あの森野くんが涼子ちゃんを嫌う訳ないですの!!」
力強く頷くと安堵したように笑う。
「そ、そうか…………喜んでくれるかな−………ふふふ」
「(………かわいすぎですの〜!!)」
嬉しそうに笑う涼子ちゃんと、ニヤニヤ笑う私。……………外からみるとかなり不思議だろう。
いまだトリップしてる涼子ちゃんの目を覚ますために、わざとらしく手を叩く。「涼子ちゃん、時間大丈夫ですのー?」
「あ!やべー………。りんご、行って来る!!」
「いってらっしゃいですのー」
慌てて出ていく涼子ちゃんを、笑顔で送り出す。
涼子ちゃん…………かんばってですの!
あんなに嬉しそうだった涼子ちゃん。かわいい涼子ちゃん。私の、涼子ちゃん。幸せに、なってくださいの。




誰かが君を幸せにする

((幸せそうな彼女をみると、なんだか悲しくなった))






お題は確かに恋だった様より
 

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