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□残念ながらベタぼれ
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「マーモンっ!」
「ベル?」
後ろを振り向くとベルがたっていた。
「どうしたんだい?」
「ししっ。マーモン大好きー!」
「なっ………!?」
思わず顔が真っ赤になる。顔はフードで隠れているからばれてないはず。
「真っ赤になってかーわいい」
ばれてた………。からかうような調子にはずかしくなる。
「どうせ僕のことかわいくもないのに煽てることはないよ」
自分で言って胸のあたりがズキッとした。
「冗談なんかじゃねーし。マジでかわいい。」
え…………。
「マーモンってマジ照れ屋だよなー。顔真っ赤だし。」
「ど、どうしてわかったんだよ!」
「そんなのみてたらわかるし」
「顔かくれてるのに………?」
「だって俺王子だもん。マーモンのことはすぐわかるぜ。だってさ……」
「ひゃっ……!!」
「好きだもん」
いいいいい今唇に何かが……!!!?
「ししっ。じゃーな!」
ベルが廊下の角をおれてみえなくなった瞬間、廊下にへたりこんだ。
今のは………
「キス?」
ねぇベル。僕も君のこと好きだよ?なんて、絶対言わないけどね。



残念ながらベタぼれ



お題は確かに恋だった様から。

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