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□勇気をくれたヒト― 第三章
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今日は病院を出る日
俺は、名無しさんと病院を後にした


『翔…私、翔を支えるからね』


名無しさんが俺の事を上目遣いで見ながらそう言った


「…頼む…。名無しさん…俺…お前の事愛してる…。」


俺は…そっとキスをした


『ん…』


包み込むような優しくゆっくりとしたキス


『し…ん…しょお…』


「…!ゴメン!やだったか!?」


『…ううん。私も、翔の事愛してる』


「今日…家くる?」


『おじゃまします…(照)』
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