01/06の日記

22:30
炎ツナ
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「ねぇ、炎真君?」

「なぁに?ツナ君。」

「そろそろ離れない?」

「え?嫌だ」


そう言うとギューッと炎真君が腰を抱き締めた。ベッドの上に腰掛ける俺としがみついている炎真君。


「ツナ君、僕の事キライなの?」


捨てられた動物の様な瞳で見てくる。無い筈なのに耳や尻尾が有る気がしてきた。


「うっ……。そんなことはないけど」

「好き?嫌い?」


ハッキリとした答えがほしいらしい。でも、照れちゃって言えない。


「嫌いじゃない」

「ちゃんと、答えてよ」

寝そべっている炎真君が見上げてくる。
恥ずかしいけど、次第に俺は、炎真君に近付いて額に口付けを落とした。

「これじゃ…ダメ…?」

「ツナ君、可愛い!!」


腰の辺りでグリグリと頭を押し付けてくる。
頭を撫でてあげれば、気持ち良さそうに見上げてきた。

炎真君はそのまま、腕を立てて俺にキスをした。

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00:44
夜昼(身体・共有)
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「若!若!若!」

側近達の声で目が覚めた。ただ、起きただけなのに、口々に“良かった”“生きてた”と朝から泣かれた。

「なんで、泣くの!」

「だって、横に花が」

「花?」

クラジオラスが、枕元に置いてあった。

「あぁ、そう言うこと。」

この花、そういうときに添える花じゃないのにな。とは思いつつ、花の数を数える。21本……かぁ。まだ、グスグスと声が聞こえた。

「って、いつまで泣いてるの。」

「だって、若死んだかと」


「生きてるから、泣き止んで!」




―――――


朝から散々だったと、朝の原因に時間通りに会いに行く。

閉じた目を再び開けば、彼が、目の前に。


「時間通りだな、昼」

「君のせいで朝が大変だったよ、夜」

「内側から見てたからわかる」


くつくつと思い出したのか笑いだした。


「笑い事じゃないよ、何で普通にメモとかに残してくれないの?」

「つまらないだろ?それじゃ、」


クラジオラスは、本数によって、何時に会いましょうと教える花。5本だったら5時に会いましょう


「今日、遅刻するとこだったんだから!」

「まさか、死んでると思われるなんて、俺も思わなかったさ。」

ただ、昼に好意を抱く奴等への牽制と昼に時間を知らせるつもりで置いたのだから。

「もう、夜なんて知らない。」

そう言うと昼は布団を頭まで被ってしまった。

「昼、出てこいよ。じゃないと、出ていくぞ?」

部屋を歩く音がする。ガバッと布団があいた。

「待って行かないで、夜!」


勢いのまま昼が起き上がれば、布団に閉じ籠る前と変わらない場所に夜がいた。


「……騙された」

「出てきたな」


唇に触れるだけのキスを落とすと、昼の頭を撫でる。

「ズルいよね、夜って」

「何が?」

「知らない」

「なんだよ、それ」


夜は笑った。僕はこうされると、直ぐに許してしまう。夜が確信犯でやっていると知っていても。

‡‡‡‡‡‡


あれ?また、まともじゃない。クラジオラスは、勝利、愛の祈りが花言葉で、欧米とかで待ち合わせを本数で知らせる。←また、欧米の話…。

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