●poem●
□堕天使
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君と会って 君と別れて
君を忘れるはずだったのに
君を忘れられなかった
君を見ないつもりだったのに
君を見てしまった
いっそ向かい風に乗って
この空に飛び立って
あの丘を 一人で飛び越えてしまえば
堕天使は白くなれたのかも
ただちょっと疲れた体を休める
見詰める先に君は居ないけど
探しても君は居ないけど
それでも一息 此処で立ち止まる
大きな翼を持つ理由は君に逢うため
どこにいても どこまでも会いに行くため
翼を広げて 君に気づいてもらうため
堕天使は空を飛んだ
でも 君には逢えなかったんだ
君に触れることは許されない存在だから
君に逢うことは許させない存在だったから
ねぇ・・
君と会って 君と別れて
君を忘れるはずだったのに
君を忘れられなかった
君を見ないつもりだったのに
君を見てしまった
だけどね
堕天使(私)は逢いに行ったんだよ
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