「小忠太さん!!」
「桜さん、どうしたんッスか?」
いつものように屈託なく笑う小忠太に桜も頬を緩めた。
「こ…これ…。」
差し出された小さな包みに小忠太は一瞬戸惑ったが、すぐに笑顔を作った。
「一さんにやるんスか?もうすぐ会合終わるから戻ってくると思うッスよ!!」
「え?い…いや、違うの!!」
慌てる桜に小忠太もハッとして慌てて言い直した。
「あ!!そ…総助さんッスよね!?すいません俺!!総助さんももうすぐ戻りますよ!!俺…一さんと出掛けますからその隙に渡すといいと思……」
「小忠太さん!!」
「へ?」
「小忠太さんにです…!!」
「へ…?俺?俺ッスか????」
「はい…!!」
「一さんでも総助さんでもなく?」
「はい…。」
「楢崎さんでも春就さんでも涛…」
「好きです!!…小忠太さんが…好きなんです…!!!」
「桜…さん…。」
「…いやったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
「こ…小忠太さん!?」
「俺…こんなん貰ったの初めてッス…!!一生…一生大事にするッス…!!家宝に…」
「い…いや…早めに食べてくださいっっ!!!!!」
。+゚Happy Valentine゚+。
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