バサスマ学園
□始まりは血の香り?〜君との出会いはデンジャラス〜
2ページ/6ページ
そんな作者(水月ちゃん)の都合にあわせ
視点はスマからBASARA組へ…
クレイジーの金盥攻撃を受けて倒れていたBASARA組はマスターによって職員寮へとワープしていた。
そしてここはその内の一部屋。
政宗の部屋である。
「いってー…」
痛む頭を無理に起こし政宗は自分の体の違和感に気付く。
「ΣWhat?!服がちげぇ!」
そう、今政宗が着ているのは私らと同じ様な現代服である。
一瞬刀の事が心配になり辺りに目をやると傍らにしっかり竜の爪たる刀があるのがわかり安堵した。
そして冷静に部屋の中を見渡す。
青を中心としたシンプルな家具が鎮座している比較的広い南蛮風の部屋のようだ。
「(キッチンもあるな…)」
そして、ドアの外を覗いてみると同じような扉が並んでいる廊下が見えた。
部屋の把握が終わった後、彼は再びベッドに腰を下ろし頭を抱える。
「(たっく今日は散々だ。)」
いきなりAnother Worldだって言われる所に来て、
有無をいわさず気絶させられるなんざついてないにもほどがある…
「まぁ、愚痴をこぼしてても仕方ねぇか…」
とりあえずここが何処だか確かめねぇと
そんなことを考えているとドタドタを通り越してドドドッと凄い勢いでこちらに向かっている足音が聞こえた。
こんな足音を立てるのはこの世界に一人しかいない…
いや、前田の叔父もそうとうか←
「政宗殿ー!!」
バンとドアが痛みそうなほど勢いよく開かれるとそこには予想通り幸村が立っていた。
ちなみにこちらも現代服を纏っている。
「よぅ、幸む…うおっ!」
声を掛けながら立ち上がろうとしたらいきなり抱きついてきて再びベッドに戻らざるおえなくなった。
「政宗殿!大丈夫でございまするか?
どこかお怪我をなさっていませぬか?!」
必死な感じの幸村が可愛くて仕方がない政宗は優しい笑みを浮かべながら幸村の頭を撫でる。
「あぁ、大丈夫だ。何処も怪我してねぇよ。」
「それはようございました…」
心底ホッとした面持ちでニコリと笑った幸村につられて微笑み返す政宗。
もう甘いです。
空気が薄ピンクです。
書いてる本人が砂糖吐きそうなほど甘いです←
ぇ?じゃあ書くなって?
だってここでこの甘さについていけないと
(皆様が)後々読んでられなくなりますから。
なんせ私の基本形態は甘々なんで(笑)
「…そういえば」
っと、政宗は何かに気づいたようで幸村の顔をジッと見つめました。
「なんでございますか?」
「…あんた、どうして俺の部屋がわかったんだ?」
確かに疑問ですね。
彼は真っ直ぐこの部屋を目指してきたようですから。
「それはねぇ、旦那の部屋の真ん前にこの建物の見取り図があったからだよ♪」
「佐助!」
天井からこんにちはしたのは言わずとしれたオカ…真田忍隊の長、猿飛佐助である。
こちらも勿論現代服。
「ちっ、邪魔者が来やがったか…」
「こらこらそんな聞こえるように言わないの〜。
あと、オカンじゃないからね!」
笑顔で否定されましたが佐助がオカンなのは公式です。
ラジオで●安さんが言ってましたもん。
「ちょ、中の人だすなww」
「と、とりあえず外に出てみませぬか?
こちらに連れてきたと言う方々にもう一度会いとうございます!」
なにやら険悪な雰囲気を感じ取ったのであろう幸村がマトモな事を提案してきた。
「確かに…あのふざけた野郎に一発挨拶しねぇとな…」
政宗の目が怖いです。
左手死亡フラグ!←
「んじゃ、一旦外に出ますか」
というわけで外に出てきた三人。
辺りを見回すと少し先に見慣れた先客が各々武器を持ち佇んでいた。
「小十郎!慶次!」
「政宗様!」
「幸村!佐助!」
政宗が呼ぶと2人は振り返り、駆け足でこちらへとやってきた。
やはりこちらもげn(ry)
「珍しいな、お前等が一緒にいるなんてよ。」
「実は前田とは部屋が隣同士だったんです。」
「そうそう!とりあえず外に出てみようかなって思って扉を開けたらバッタリ会っちゃったわけ!」
「なるほどな…」
「ちなみに某の隣は佐助でした。」
「じゃあ、俺の隣は?」
「確か…元親殿だったような…。」
「あぁ、あいつか。」
隣からは物音がしなかったからまだ起きてはいないんだろう。
後々(多分)元就が起こしに行くから問題はないか…
とか考えていたらいきなり
ドゴッ!という鈍い音が俺達の部屋がある建物より少し離れた所にある建物から響いてきた。
「いってみよ!」
慶次の言葉に従い五人は音が響いた建物…学生寮へと向かったのである。
漆輝