バサスマ学園

□学園を創ることにしました。
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「だからね、マスターと学園を創ることにしたんだ。」






「はっ?!」

突拍子のない左手の発言に皆一様に頭の上に?を乗せた。


「いきなり何言ってんの、左軍手。
とうとう頭沸いた?
ぁ、それ元からだったね。
ごめん今まで気づいてなくて」

華麗に毒つくマルスさん。
よくそこまで一気に言葉が出てきますね。感心します。

「Σひどっ!てか、話は最期まd
「お前が言う話に誰が耳を傾けるものか」
さらにひどい!」


「えーと…マスター、一体どういうことなんですか?」

冷静なリンクがマスターに事の経緯を聞いた。

「お前等まだ十代だろ?」

「ぁ、はい一応。」

年齢不明者もいるが青年組は大体が十代である。

「それが何か?」

「この中には学校とか行ったことない人たちばかりだから、
とりあえず一般教養ぐらいは覚えさせた方がいいんじゃないか?っていう話が出たんだ。」

そうすれば馬鹿な乱闘も少しは減るであろう…
と呟いた右手にリンクは苦笑いを浮かべるほか無かった。

「では、先生方はマリオさん達ですか?」

ひょこりと会話に参加してきたピット。

それもそれであまり意味ないような気がしながらリンクはマスターの方をみるとあっさり

「違うよ。」

と否定の返事が返ってきた。

「ぇ?じゃあ誰がしてくれるのですか?」

「そ、
「それはね、今から呼ぼうと思ってるんd」
邪魔だ馬鹿クレイジー!!」
「ぐぼはぁ!!」

右手のアッパーが決まったぁ!
左手は星になったぁ!


「Σは、しまった!クレイジーがいないと彼らを呼び出せない!」

「もう、初っ端からグダグダですね。」














なんとか左手を回収し魔法陣を描く。

「んじゃ、みんなちょっと離れててね」

「始めるぞ」

「はいよ〜。」

二人が陣の中へはいるとボワァと光り出した。

「開け〜開け〜異界の扉ぁ!」

なんとも間抜けな左手の掛け声と共に魔法陣のうえに黒い穴があいた。

と、そこから


「「「うわぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」」」



数人分の叫び声が聞こえてきたかと思うとズシンと魔法陣の上に堕ちてきた。


「いってて〜…いきなりなんだぁ?」
「重い!早くどけ、風来坊!」
「政宗様!ご無事ですか?!」
「こ、ここは何処でござるか?!」
「旦那、耳元で大声出さないで;;」
「あ〜いってー…腰打った…」
「フン、マヌケめ。」
「まつ!大丈夫か?!怪我はないか?!」
「えぇ、平気でございまする。」
「長政様、ここ…何処?」
「し、知らん!」
「おやおや皆さんお揃いで…フフフ…」
「ほぉ、なんとも愉快な者達がそろっているな…」




「……えっと、マスター?この方達は?」

「お前達の戦いを止められ、且つ(一部を除き)頭のいい人達がいる世界。
『戦国BASARA』から連れてきた奴らだ。」



「Hey!そこの兄さん。
あんた俺等を連れてきたって言ったよな?
ここは何処だ。なんで連れてきた。」

敵意剥き出しのBASARA組

まぁ、いきなり変なとこ連れてこられたらそりゃあ警戒しますよね。


「ここはね、俺とマスターが創造した世界。
スマッシュブラザーズの世界だよ。」

「何故連れてきたといわれれば、君達に教師をしてもらいたいからだ。」

左手と右手が交互に説明をしていく。

が、理解が追いつかないらしく皆呆然としていた。












漆輝
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