バサスマ学園
□学園を創ることにしました。
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「「「ぁ、忘れてた」」」
「「「忘れんな!!」」」
見事なハモリ2連発。
チームワークばっちりですね。
「んで、俺ら一応国主だから帰してもらいてぇんだが…」
「(一応って…)」
元親の言葉に半数以上の奴らが心の中で突っ込みを入れる。
口に出したらまた脱線するって事が分かりきってますもんね。
「ん?大丈夫、大丈夫♪
こっちにいる間君らの世界の時間は留まってるから。」
「……つまり、俺様達長期滞在決定なんすね。」
つーか、時間留めるとかどんなだ!
とか思っちゃいけません。
なんたって相手は創造主様なんですから。
「うん、そう。んじゃとりあえず…ほい」
パチリ
どんがらがっしゃーん
ばたり
左手が指を鳴らすとBASARA組の上に金盥が落ちてきて皆気絶してしまいました。
「Σちょ!皆さーーん!!?」
「クレイジー!何てことを!?」
「え?ただ教師としての知識やこの世界のことをインプットしただけだよ?」
「Σ金盥で?!」
「金盥で。
だって話すの面倒じゃん。」
「だからってやり方が乱暴なんだ…」
マスターがため息を吐きながらをこめかみに手を当てた。
「(ぁ、マスター怒ってるな)」
「(ギクリッ)ま、まぁ、とりあえず君達も向こうに送るからとりあえず自分の部屋に入ってて;;」
「ふぇ?自分の部屋ですか?」
「うん、君らの部屋をそのまま寮の部屋にしちゃうから!
ね、マスター!」
場を誤魔化すかのように右手に声をかけた。
「…あぁ、部屋のドアを寮の方のドアに繋げるからな。」
「では、僕達は部屋で待機してればいいんですね?」
「そういうこと!んじゃ、30分したら出てきてね〜」
「ねぇ、この人達はどうするの?」
「この人達はこっちで移すからそのままでいーよー。」
「ではまた向こうで…」
こうして
彼等は別世界で学園生活を営むこととなったのだ。
第一話 完
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漆輝