novel

□目覚めの朝
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ふぁあ……まだ、7時じゃねぇか。
横を見ると臨也が俺の腕に包まれるようにして寝ていた。
……何故だろう、すごく暖かい気持ちになる。
……こいつと一緒にいたいと思う。
そんなことを想いながら
俺は優しく見つめていたらしい。
どんどん臨也の耳が赤くなっていく。
……起きたか。
肩を思いっきり揺する。
まだ、てめぇ寝た振りを決め込むのか。
……耳に息を吹き込んでみる。
すると、臨也の肩がピクッと動く。
まだやるか。

あーもうめんどくせぇ!
ほっといてやるよ。
…だから、もう少し寝ろ。
そして、布団を掛け直してやる。

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