novel

□静ちゃんが好きだから
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「ねぇ、抱きしめて。」
はい?
「抱きしめて抱きしめて抱きしめて」
俺の目を見てずっといっている。
かわいいな。
そう思って抱き締めた。
ムギュー
「静ちゃん!つぶれる!つぶれる!圧迫死する!」
あっ、まずい。
本気で抱き締めてしまった。ゆるめてやることにする。
「ふはー、もう、死ぬかと思った!」
「わりぃな。」
「抱き締めてっていったの俺だしね。静ちゃんの愛を感じたー。」
そりゃあよかったと言って俺は笑う。
そうすると臨也も照れたように笑った。
そんなこいつもかわいいと思っている俺は重病かもしれない。
「静ちゃんー。」
「ん?」
「大好きー。///」
「……///」
「えへ、静ちゃんが照れたー。」
「るせー///」
「かわいいなぁ」
お前のほうがかわいいと、ほっぺたにキスをしてやる。臨也はにへーと顔をした。

大好きだ、臨也。
ずっとそばにいてくれ。

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