novel

□思いと想い
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足もおぼつかない音無を支えることも触れることさえできずに俺の家へ向かう。

「音無入れよ」
そういって家にはいりドアを開けると小さな声でお邪魔しますといい入る。
リビングまで案内するとそのままへたりこむ。
そんな音無にどうすることもできない自分歯痒さを感じながら麦茶を運び向かい横にすわる。
気まずい雰囲気に押しつぶされそうになりながらも音無に話しかける。
「初音ちゃんどうしたんだ?」
音無は静かに話し始める。

初音は病気なんだ。治ることはない。ついに入院しなくちゃいけなくなった!初音は俺とは違って学校が好きな奴なんだ。だけどもう……!……俺が代わってやれれば!俺が………

そういってうずくまりおそらく泣いているだろう音無に何もできない自分に腹立たしく、勢いで音無を後ろから抱き締める。

何もいえなくて
どうしたらかいいかもわからずに
ただ抱き締めて
ただ愛しくて

「俺なんかいらないんだ!」俺の身体を初音に渡せば…なんて音無にこれ以上いわせたくなくて

「ダメだ。ダメだよ、音無。俺にはお前が必要だ。お前がいなくなったらどうすればいいんだよ。好きな奴がいなくなった俺はどうすればいいんだよ。……なぁ音無笑ってくれよ。俺に俺しか知らないお前の笑顔を見せてくれよ。」

そういって更に抱き締めるとひな…た?といって、もう大丈夫だというように俺の腕に触れる。
手を緩めると手に触れたまま音無は笑った。
目なんか腫らしたまんま涙目で、
それは俺はもう大丈夫だ。
ありがとう、日向といっているようで



あの皆さん質問です。
勢いで告白しませんでした?俺ってば
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