戦国BASARA
□戦乱の紅～(初期)
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ﾋﾟﾁﾁ…
「うおぉぉぉぉ!
みぁなぁぎぃぃるうぅぅぅ!!!」
―ヒュン
―ガッ
―ドカッ
―バキッ…
「だっ…旦那ぁぁぁぁぁ!!」
ここ武田の要所上田城の朝は
鳥のさえずりを聞けることなく
城主・真田 幸村の雄叫びと鍛錬の餌食になった忍び頭・猿飛 佐助の悲鳴から始まる
いつもの事と忙しく朝支度をする女中達
そんな喧騒(？)が聞こえる上田城の一角に二人の青年の姿があった――
『今日も良い天気だね？才蔵』
「―――幸村様をお止め下さいますようお願い致しまする…柚希様」
朝から優雅に茶をすする十八歳男子
この上田城の城主幸村の一つ上の従兄弟である
―真田 柚希
主の鍛錬の餌食になっている長(佐助)を一応(?)心配する真田忍No.2の霧隠 才蔵
雄叫び＆悲鳴と城の破壊音をＢＧＭにいつもの会話をする二人であった
(…もうすぐ朝餉？)
(はい)
((幸村こないと朝餉食べれない…)
―仕方がないなぁ)
―ドカッ
―バキッ
―メキッ…←！？
(ぐふぅ!!!!)
(だっ…旦那ぁぁぁぁぁ!!
柚希様ぁぁぁぁぁ!?)
(ふぅ。
朝餉の時間だよ？
―――佐助？)
(旦那ぁぁぁぁぁ!!
しっかりぃぃぃ!!)
(む!?
いま父上と兄上が向こう岸にいらっしゃった様な…
―如何した佐助)
(三途の川!?
三途の川渡りそうだったの!?旦那!?)
(柚希？
いつの間にここへ来たので御座るか？)
(秘密～(笑)
朝餉だよ～幸村
(ｸｽｸｽ))
(？？？？
もうそんな時刻で御座るか？
ゆくぞ!!佐助)
(ちょっ…はやっ!!
待ちなよ旦那～)
(柚希も早くゆくで御座る!!)
(ハイハイ
―行くよ？佐助)
(はいは～い
了解しましたよ～)
―こうして朝餉にありつくという上田の日常デシタ
ﾁｬﾝﾁｬﾝ♪(笑)
*