テニスの王子様

□逆らえない
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「あぁ、もうかわいいんだから・・・」


そう言いながら先輩が俺を抱きしめてくる。



「先輩!こういうのも好きじゃないんやったら・・・!」





「私は光のことを愛してるんだけどそれでもダメなの?」








えっ・・・?



えっ?!



「だって先輩、俺のこと好きじゃないって・・・!」


「ええ、言ったわ。だって好きじゃおさまらないもの。光への気持ち。
 好きじゃなくて愛おしくて仕方がないの」



そんな・・・そんな言い方・・・


先輩はホンマずるい。



ヒドイとか・・・


「ヒドイんはどっちですかぁ!?」


泣きながら怒鳴る。


すると先輩が一瞬だけ目を丸くしてにっこりと笑った。


「ごめんね。つい、楽しくって・・・いじめすぎたわね」


くすっと笑って先輩が頬に流れた涙をぬぐってくれる。






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