テニスの王子様

□逆らえない
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ちゅっ・・・そう音を立てて離れる唇。



「・・・んっ!?」

「ごちそうさま♪」


先輩が満面の笑みでこっちを見る。

・・・え?

先輩は寝てたはずじゃ・・・!



「なっ・・・!先輩起きて・・・?!」


「私、眠り浅いんだよね〜」


そう言ってヘラヘラと笑う彼女。



心臓に悪い!

なんてことしてくれるんや、この人は!!




「で?」

「え?」



突然の澪先輩の疑問に疑問で返す。



「誰が無防備だって?無防備なのはどっち?」



先輩が唇に人差し指を当てて俺に聞いてくる。

聞こえてたんか・・・!




「あ・・・えと・・・俺です・・・」




そう俺が答えれば「正解♪」とまた満足気に先輩が笑う。







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