Short story
□『Sunday』
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「失礼しま〜す」
「…パジャマ脱ぎ捨てたままですよ〜?寒くない?」
「こうすりゃ〜あったかいっしょ」
僕は君をぎゅっと包む。
「すいませ〜ん」
「何ですか?お嬢さ〜ん」
「苦しいんですけどー」
「我慢してくださーい」
「嫌でーす」
「何でよ(笑)」
「あなたの顔が見えないから」
「あら。僕としたことが…なんてな(笑)」
「…うふふ」
見つめあう先に愛しい気持ち。オレンジの光に包まれながら二度寝…なんて気持ちいい時間なんだろう。
少しゆるめた腕の中には僕の宝物。
同じ夢をみたいな。永遠を誓う…教会の中…幸せな時間を…。
瞳を閉じてもなくならない同じ気持ち…存在…。
僕の日曜はゆっくり始まる。
でもまだ眠りの中を歩いてく。
-end-