小説

□大和撫子
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5月20日

今日は…木之本撫子の誕生日。
木之本家が亡き撫子さんへの思いを伝えます。


〜藤隆視線〜


藤「今日は、撫子さんのお誕生日ですね。」


撫(そうね。)


藤「お誕生日、おめでとうございます。」


撫(ありがとう、あなた。)


藤「撫子さんの子供たちは…無事に育ってますよ。」

撫(天国から、ずっと…見守ってるわ。)


藤隆の目から、涙がこぼした。


藤「桃矢くんは、頭もいいですしスポーツも上手いですよ。さくらさんは…あなたに似て来ましたよ。運動は得意ですね。」



撫(ひどいじゃない。まるで、私が運動が出来ないみたいじゃない。)


藤「実際、そうでしたよ。まぁ、僕は…そうゆうところが好きになっちゃったのですが」


と…藤隆は、笑った。


撫(…もう、今からあの子たちのところにいきますね。)


撫子は微笑んだ。


藤「はい。」







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