さとりとさとり
□ダークさとり降臨
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ペット達の寝室に行く途中、ペットの一人、火焔猫燐に出会ったのだった。
「あら、今日は早起きなのね」
珍しいことに、彼女は一人でおきていた。
いつもは一人で起きられないのだが。
「あれ、さとり様、さっき起こしてくれたじゃないですかー」
「なに言ってるのよ、私あなたを起こしにきたのよ?寝ぼけてるんじゃない?一人で起きられたんだから、偉いわ」
頭を撫でてやる彼女。
いつもは撫でると嬉しがるお燐だが、首をかしげていた。
―おかしいな、今朝のさとり様、どうなってるんだろう?