東方少女短編集

□月夜の中を二人で抜け出す能力
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夜更かしして、歪な月を眺めながら、ふわふわ並んで飛ぶ私と霊夢。

夜風が気持ち良い。

二人で夜のデート、って洒落こむのもおかしくないわね。

「何いってんのよ、異変解決してないのに、よくも呑気でいられるわね」

真面目な霊夢、面白くない。

「今日の霊夢はなんか真面目ねぇ、面白くないわ。こういうときこそ、楽しくぱーっと!」

「ぱーっと!ってなによ」

「ご想像にお任せするわ」

少しずつ霊夢との距離を縮めてみる。

びっくりさせてやるんだから。
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