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□標的149 完璧なX BURNER
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「“X BURNER(イクス バーナー)”?」
「何だい!?」
ツナの言葉に、ジンジャーは意味がわからずそう呟き、
リボーンは勝機を得たとばかりに笑みを浮かべている。
アイリスも煙の中に浮いているツナを見上げて声を上げ、
倒れたままのスパナは無言で彼を見上げていた。
「ツナ、コンタクトの使い方はわかってるな」
「ああ」
「フフッ♪たいそうぶってるけど、
要は…
ハッタリだね♪」
コンタクトを嵌めても、それが何を示しているのかを知らないジンジャーは、ハッタリだと結論付けてまた攻撃を始めた。
ツナはそれを右手の炎の噴出によってかわす。
すると、彼のコンタクトに映っている表示に、パラメーターのようなものが動いた。
数十分前――まだコンタクトが作られていない頃
ツナはスパナからコンタクトの使い方の説明を聞いていた。
――まず、コンタクトはあんたのヘッドホンと音声で連動させてある。
コンタクトの情報は耳からも入るはずだ――
――耳からも……?――
次にディスプレイの見方だが、
上のスロットルバーが右手の炎(ライトバーナー)、
下のスロットルバーが左手の炎(レフトバーナーの出力を表している。
剛の炎は赤く、柔の炎は緑色にバーに表示されるはずだ。
試しにツナは、今度は左手から炎を噴出してみた。
すると、今度はディスプレイの下側のメーターが動いた。
どうやら、コンタクトは正常に作動しているようだった。
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