確かなメロディー(弐)

□第五十二話 緊急事態発生?
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それから……

露西亜寿司を出てから、次の取立て場所へ向かってるんだけど、
私の頭は何が何だかこんがらがってる状態。

だって……



「……社長もまあ、二つ返事でOKだしちゃって、なーに考えてんだか」

「疑問を呈示します。私達の集団が行う仕事の内容、まだ詳細を耳にしていません」

『………』



何でウェイトレスしてた人が一緒について来てんのー!?



『でもトムさん、私の時もバイトしたいんですって言ったら社長さん普通にOKしてくれましたよ?』

「……余計あの人がわからんくなってきたな」



実は、露西亜寿司で私とサイモンさんが話している間に、

店長さんがこの女の人をトムさんに使ってくれないかと紹介したらしい。


で、それを社長さんに伝えたところ、普通に承諾されてしまった訳で……



「えーと。払わなきゃいけない金を払わない悪い人からお金を回収する。OK?」

「ミカジメ料金の徴収。了解しました」

「いや、みかじめ料とは違うんだけどよ……まあいいか」



………大丈夫なのかな? この人…


いや……ヴァローナさん、か…



一応さっき簡単な自己紹介はしておいたけど、この人、私知ってた。


これでも一応は情報屋ですから。


この前の粟楠会絡みで、この人ともう一人名前を見た。


確か、もう一人の相棒の人は消されて、ロシア出身関係であの寿司屋に働いてたって。



……でも、どっかで会ったことあるような気がするのは気のせいなのかな…?


……ううん、そんなのどうでもいいや


それより、本当にこの人大丈夫なのかな?


まぁ強いのは何となくわかるけど、

こっち(日本)の常識がちゃんとわかってるかどうか……



「なっ」

 「ちょっ……てめっ……あっ!?」

  「ギっ!?」

   「うぁっ!?」



……え、

えぇえぇぇええええ!!?



「徴収する正確な金額を御教授下さい。不足の場合、家宅捜索も行いますか?」



私が一人考えている間に、相手の男の人達を一人で、しかも瞬時に地につかせてしまったヴァローナさん。


しかも無表情のままサラリとそんな事言ってるし……



……前言撤回

やっぱりこの人は大丈夫じゃなさそうです

      〜続く〜




((話跳びすぎてごめんなさいです。
なんか桜ちゃん全然仕事してないし← 一応する時はちゃんとしてる…はずです!!
はっきり言って私はヴァローナさんあまり好きじゃないです。てかばれてますね^^;
さて次回、桜ちゃん女達の修羅場(?)にどう立ち向かう!?
 それでは〜  by桜))
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