めいん
□翌日の出来事
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「アハハハハッ本当だ!スゲー弱い、お前!」
洋の言葉に若干落ち込んでしまう。
「……」
確かに俺はあっちむいてホイは苦手だ。
指につられてしまう。
でもいいだろ?
たかがゲームだぞ。
俺はそう思う。言い訳でも、負け惜しみでもない。
洋は涙を流して爆笑するし、優太は僕もやりたいとはしゃいでいる。
昨日、緒方が誕生日を祝ってくれた。
今日は洋達が祝ってくれるかとひそかに期待していたが…
あっさり裏切られた。
むしろ俺が昨日誕生日だった事すら覚えてないだろう。
「…なぁ荻」
「ん、なんだ?」
「携帯鳴ってるぞ」
俺のポケットを指さして言う。
《ゆずキングよりメールのお知らせ☆返信しろよ、みそじっちゃまのクニハルンバ!》
「あぁ、これか、放っておけ。気にするな」